拝啓
時下、先生方におかれましては、未曽有の災禍の中ご苦労はいかほどかと拝察致します。日頃より医療連携に於きまして、多大なるご支援を賜り、誠に有難うございます。
さて、我が国の新規透析患者数を減少させる対策の一環として、2018年より特定健診の項目に慢性腎臓病(CKD)の指標となる腎機能(eGFR)が追加されております。これを機に世田谷区医師会地区の住民の生活の質の維持・腎臓病悪化防止の観点から、かかりつけの先生方と基幹病院の腎臓専門医と関係団体の協働による取り組みを目的として、2020年3月に世田谷CKD対策ネットワークを立ち上げました。
CKDの早期対策のためには、ネットワークによる地域に根付いた、かかりつけ医と腎臓専門医との連携が重要です。この度、世田谷区医師会における円滑な腎臓専門医との連携のために、連携ガイドを作成しましたので、患者さんのご紹介の際にご活用頂けますと幸いでございます。またご紹介頂いた際にはかかりつけ医の先生方のご要望を反映させるために今後の診療の方針(併診希望・逆紹介希望等)もお伺いしながらかかりつけ医の先生方と腎臓専門医との二人主治医制度を進めていきたいと考えております。紹介状や連携ガイドにつきましては、以下にリンクをつけさせて頂きました。紹介状はあくまでも例ですので、ご参考にして頂き、各ご施設のフォーマットの紹介状を使用して頂いて構いません。また今後、Web等何らかの形で学術集会も開催していきたいと思いますので、随時ご紹介させて頂きます。世田谷区慢性腎臓病(CKD)対策ネットワークへのご協力、よろしくお願い申し上げます。
敬具
2020年8月吉日
世田谷CKD対策ネットワーク 代表世話人
青葉病院院長 腎臓内科
長谷 弘記
事務局
東都三軒茶屋クリニック 腎臓内科
大坪 茂
以下に、世田谷CKD対策ネットワーク腎臓病専門医と連携のご提案(青葉病院院長 長谷 弘記先生)、一般内科診療におけるCKDの重要性(吉川内科医院 岩崎 昌樹先生)の動画を紹介いたします。ご参考にして頂けば幸いです。
<世田谷CKD対策ネットワーク腎臓病専門医と連携のご提案(青葉病院院長 長谷 弘記先生)>
<一般内科診療におけるCKDの重要性(吉川内科医院 岩崎 昌樹先生)>